こんにちは。どんぐりと太陽です。
ソウルに旅行に来るときに、飛行機からたくさんのマンションが立ち並んでいる様子が見えますよね。
海外旅行に自由に行けるまでもう少し時間がかかるかもしれませんが、
今日は最近の韓国の住宅事情がどんな感じかを書きたいと思います。
韓国の住宅は単独住宅(단독 주택 タンドク ジュテク)と共同住宅(공동 주택 ゴンドン ジュテク)の二つに大きく分けることができます。
単独住宅(단독 주택 タンドク ジュテク)は一軒家だけでなく、一つの建物に三世帯程の比較的少ない世帯が住んでいる場合もそのように呼ぶそうです。
共同住宅(공동 주택 ゴンドン ジュテク)はアパートやヴィラ等たくさんの世帯が住んでいる建物のことを指します。
ちなみに韓国では、日本で言う高層のマンションのことをアパートといいます。
韓国ではアパートというと大手建設会社が建てた高級なマンションのイメージがあるようです。
つれのどんぐりさんにも聞いてみたところ、やはりアパートと聞くと値段の高いマンションをイメージするそうです。
またヴィラは4〜5階建てになっている低層のアパートを指すようです。
また最近はオフィステルという建物も流行っています。オフィステルとは、「オフィス+ホテル」という言葉を合わせて作られた言葉で、高層ビルの低層階にコンビニやクリーニング屋等のお店があり、高層階が住居になっています。
物件によっては、建物内にトレーニングジムやラウンジが設置されていることもあり、間取りはワンルームタイプから1.5ルーム、2ルーム、ロフト型の部屋まであるそうです。また家具や家電製品が備え付いていたり、セキュリティがしっかりしているので若い人に人気だそうです。
韓国も日本と同じように持ち家(자가 ジャガ)と賃貸(임대 インデ)に大きく分けられます。
そのうちの賃貸(임대 インデ)にもいくつか形態があるのでご紹介しますね。
전세(ジョンセ 伝貰)とは韓国独自の家賃制度で、賃貸契約時にまとまった保証金を家主に預けることで、月々の家賃を支払う必要がないというシステムです。前もって家主と家を契約期間を決めておき、契約期間が終わったときに保証金がまるまるもどってくるという制度です。
なぜ契約期間が終わったときに保証金が全額戻ってくるかというと、家主は契約期間中に保証金を使って資金運用をするからです。資金の運用方法は様々ですが、韓国の銀行にお金を預けておくだけでも金利が5~10%と高かったので、このような制度が成り立っていました。でも最近は銀行の金利が下がったため、전세(ジョンセ 伝貰)は最近少なくなってきたそうです。
월세(ウォルセ 月貰)とは、日本と同じで毎月決められた額の家賃を支払うという制度です。월세(ウォルセ 月貰)の場合も、賃貸契約時にまとまった保証金を家主に預け、毎月の家賃も払います。大きな特徴としては預ける保証金の額が多いほど家賃が安くなります。そして契約時に保証金と家賃の配分を交渉することも可能となっています。
家を退去するときは전세(ジョンセ 伝貰)と同じように保証金は全額戻ってきますが、もし家賃を支払えなかった場合、保証金から支払えなかった家賃分が差し引かれます。
保証金の金額が高めで전세(ジョンセ 伝貰)価格の半分程度に設定されている場合、반전세(バンジョンセ 半伝貰)と呼びます。保証金は전세(ジョンセ 伝貰)同様、契約期間終了時に全額返金されますが、月々の家賃が支払えないことがあると保証金から家賃が差し引かれます。
昔は韓国は大家族で大きな家に住む人が多かったですが、最近は核家族や独り暮らしが増えたので、昔と比べて小型の住宅が好まれるようになってきたそうです。それでも韓国の人は大きな造りを好むので、日本の一般的なマンションに比べて、天井が高かったりドアの開口部など大きく作られているように感じます。どんぐりさんは日本の家に住んでいた時に、鴨居が低いことをすっかり忘れて鴨居にヘディングをしてしまうことが度々あり、そのたびにとても痛がっていました。
韓国も集合住宅に住む人が多いので、上の階からの騒音のことを층간소음(チュンガンソウム 層間騒音)と言い、隣の家からの騒音を벽간소음(ビョッカンソウム 壁間騒音)と言っています。また下の階からのタバコのにおい等が問題となることがあるようです。
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