湯上がり後、体も心もずっとぽかぽかする温泉 in 鹿児島(가고시마 온천)

こんにちは。どんぐりと太陽です。

私の実家の鹿児島に一時帰国していた時に、あちこち温泉に行きましたが、そのうちの宮之城温泉（みやのじょうおんせん）を紹介しますね。
私たちは温泉は泉質とコスパにこだわるタイプなので、宮之城温泉の中にも何件か高級旅館があるのですが、湯田区営温泉に行ってきました。

 

宮之城温泉は九州自動車道の横川ICから西の約30kmのところにあります。

宮之城温泉は九州では筑後川に次ぐ第二の規模の川内川（せんだいがわ）の中流の川沿いにあり、温泉地の雰囲気は静かで落ち着いています。

川内川です（台風後なので水が濁ってます）

 

宮之城温泉の歴史

宮之城温泉は江戸時代・文政年間（1820年頃）に発見されて以来湯治場として栄えてきました。

昭和7年までは「湯田温泉」と呼ばれており、今でも地元の人からは「湯田温泉」と呼ばれて親しまれています。

一般的には現在は湯田温泉のことを宮之城温泉と呼んでいますが、区営温泉の名前は地元になじみのある「湯田区営温泉」となっています。
昭和47年には川内川の氾濫のため旅館街が全て流失するという大惨事に遭いましたが、現在はその傷跡すら感じさせないほどの温泉地として復興を遂げ、多くの温泉客に親しまれています。

 

湯田区営温泉

泉質は「アルカリ性 単純温泉 (硫黄泉低張性・弱アルカリ性・高温泉)」でpH8.9。

効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、痔症や 糖尿病、慢性皮膚炎等、飲用は糖尿病、痛風、便秘に効果があるそうです。

お湯の性質は角質を乳化させるアルカリ性、炭酸イオンが豊富、そして硫黄泉で美白効果が期待できるので、宮之城温泉のことをトリプル美肌の湯と表現する人もいるみたいです。

温泉に入ると肌がつるつるするだけでなく、ゆでたまごのような温泉の香りも堪能できますし、湯上がりは体がずっとぽかぽかして湯冷めしにくかったので、どんぐりさんと私は気に入っていました。

 

やはり区営温泉はコスパがよく、地元の方たちがよく来ています。

区民の人はなんと70円で温泉に入ることができ、区民でなくても150円で温泉に入れます。

源泉かけ流しの温泉は浴槽は一つですが、じっくり湯船に入って温まることができるだけでなく飲泉もできます。

どんぐりさんと私は湯田区営温泉には夜だけでなく、朝起きてすぐに朝風呂ならぬ朝温泉に行きました。

なにしろ朝イチの温泉は気分が爽快です！

また区営温泉の玄関横には地元の方がその日の朝に収穫した旬の野菜が無人販売に並び、100円で新鮮な野菜を買うことができます。

料金は鉄の箱に入れれば新鮮な野菜を買うことができますし、100円玉がなくても温泉に管理人が住んでいるので両替して買うことができます。

 

【湯田区営温泉の情報です】

〇時間　6:00-21:00

〇料金　大人 150円、子ども 100円

〇休日　第2・4月曜日

〇備品　タオル、石鹸、シャンプー購入可、ドライヤー有料

〇住所　鹿児島県薩摩郡さつま町湯田1366-21
〇電話　0996-55-9192

〇駐車場　15台

湯田区営温泉

湯田区営温泉 | さつま町観光特産品協会

 

宮之城温泉の思い出

何年か前に夜に湯田区営温泉に行ったときに、道端に小さいものがうずくまっていました。

よく見るとそれは猫で道路の側溝の網の上に器用に丸くなって座っていました。

寒い時期だったので温泉街から流れてくる温泉の排水の蒸気が側溝の網からもくもく出ていて、その猫はそこが温かいことを知っているらしく、まるでスチームサウナをして暖を取っているようでした。

猫は湯冷めしないかなと思いながら、その場を後にしたのを思い出しました。

今もその猫はいるかどうかはわかりません。

実際見た猫とはかなり違いますよ～

 

またすぐ横に川内川が流れているので、川内川を眺めることもできます。

スチームサウナの猫の話よりも、かなり昔になりますが昼間に川内川を眺めていた時に、幸運にもカワセミが川にダイブする様子を見ることができました。

ラッキーでしたらこのような珍しい光景も見ることができるかもしれませんね！

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

カワセミのイメージ写真です