【春のナムル第三弾】イヌビユのあえ物(비름나물 무침)
こんにちは。どんぐりと太陽です。
三月も半ばになり、韓国もだいぶ暖かくなってきました。
とは言っても今日は最高気温が15度で、日本に比べたらまだまだ寒い気温です。
でも家の中が床暖房で体がしっかり温まっているため、外を散歩するときは
薄いジャンパーでも寒さを感じることがなく、かえって暑くなることもあります。
春になると八百屋さんの店先に春の山野草がいろいろと並びます。
昨日は「비름나물(ビルムナムル)」と書いている山野草を買ってみました。
八百屋さんの店主のおばさんが、
「春には비름나물(ビルムナムル)を食べると、腸のお掃除になりますよ〜」と言っていて、
「腸のお掃除」と聞くとつい惹きつけられ、健康によいと思い買ってみました。
「비름나물(ビルムナムル)」について
「비름나물(ビルムナムル)」は日本語ではイヌビユといい、犬覓と書くそうです。
イヌビユの原産地はよく知られていないですが、日当たりの良い畑や道ばたによく生えています。
イヌビユはヒユ科の植物で、ヒユ科の仲間にはほうれん草、砂糖の原料にもなる甜菜や
最近話題になっているスーパーフードのアマランサスも含まれているそうです。
実家で庭の草取りをするときにまさか食べられるとは全く知らず雑草として抜いていましたが、
日本でも若い葉っぱを摘んで炒め物やおひたしや卵とじなどにして料理することがあるようです。
今回はイヌビユのあえ物(비름나물 무침 ビルムナムル ムチム)を作ってみました。
イヌビユのあえ物(비름나물 무침 ビルムナムル ムチム)の作り方
<材料>
- イヌビユ 500g
- コチュジャン 大さじ2
- 粉唐辛子 大さじ1/2
- テンジャン(味噌でもok) 大さじ1
- ごま油 大さじ1
- オリゴ糖(砂糖でもok) 大さじ1
- すりおろしニンニク 大さじ1/2
<作り方>
1. イヌビユはよく洗って、太い茎の部分を取り除いておく
2. 鍋にお湯を沸かし、沸騰したらイヌビユを1分ほど茹でる
3. 茹でたイヌビユをザルにあげ、冷たい水をかけてよく絞る
4. ボウルに絞ったイヌビユを入れてよくほぐし、コチュジャン、粉唐辛子、テンジャン、
ごま油、オリゴ糖、すりおろしニンニクを入れる
5. 味が行き渡るように満遍なく混ぜて出来上がりです!
イヌビユ自体は特にクセもなくさっぱりした味です。
韓国料理の「ムチム(무침)」って何?
韓国料理には「ムチム(무침)」という言葉がよく出てきます。
「ムチム(무침)」とは、日本語ではあえ物という意味です。
そして「ムチム(무침)」という言葉の原型は「무치다(ムチダ)」と言います。
「무치다(ムチダ)」は青菜などを調味料で満遍なく和えるという意味があるそうです。